ダイアンビートゥルー スムースリペア トリートメント

今回ピックアップしたのは、

「ダイアンビートゥルー　

スムースリペア　

トリートメント」です。

ダイアンビートゥルー　スムースリペア　

トリートメントを成分から見ていきます。

一般的なヘアトリートメントと比べると、

カチオン界面活性剤（ステアルトリモニウム

クロリド・セトリモニウムクロリド・ジココ

ジモニウムクロリド）の配合量は少ない

タイプになっています。

濡れた髪の表面はマイナスに帯電しており、

カチオン界面活性剤（陽イオン界面活性剤）

が毛髪表面に吸着します。

（後でカチオン界面活性剤（陽イオン界面

活性剤）を説明します。）

使用感としてはシリコン（ジメチコン・

ジメチコノール）が皮膜形成（毛髪を

コーティング）していますので、

すすぎの後のきしみ感も少ないタイプだと

思います。

ヒマシ油の配合量が多い為、少しもったり感

のあるテクスチャーになっていると

思います。

トリートメント成分としてビーガンケラチン

と呼ばれている加水分解エンドウタンパクが

配合されていて、毛髪のハリコシのケアを

しています。

（参考）ほとんどのヘアトリートメントに

使われているカチオン界面活性剤の説明を

します。

カチオン界面活性剤（陽イオン界面活性剤）

は疎水基（親油基）と親水基で出来ており、

親水基はプラスの電荷をもっています。

濡れた髪の表面はマイナスに帯電して

いますので、そのマイナスにカチオン界面

活性剤の親水基のプラスが吸着します。

そうするとカチオン界面活性剤の疎水基

（親油基）が外側に向き、毛髪表面が疎水基

（親油基）で覆われることで、なめらかに

なり、その結果として静電気の発生を

おさえます（帯電防止作用）。

その作用ですすぎの後の毛髪の摩擦を

低減し、くし通りなどを良くします。

全成分：

化粧品表示名称	目的
水	基剤
セテアリルアルコール	乳化補助作用
ジメチコン	皮膜形成作用　・　感触感触作用（油分のベタつき感を抑え、サラッとした軽い質感で、すべりや伸びに優れています）
ヒマシ油	エモリエント作用
ポリ－ε－リシン	抗菌作用　・　保湿作用（毛髪保護）
加水分解エンドウタンパク	ヘアコンディショニング作用（毛髪にさらさら感とハリ・コシを与える）
ケール葉エキス	保湿作用　・　抗炎症作用
加水分解キノア種子	保湿作用（毛髪保護）
加水分解トウモロコシタンパク	保湿作用（毛髪保護）
アーモンド油	エモリエント作用（毛髪保護）
アルガニアスピノサ核油	エモリエント作用（毛髪保護）
ホホバ種子油	エモリエント作用（毛髪保護）
ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス（ベヘニル／イソステアリル／フィトステリル）	べたつきや重さを感じさせないスタイリング剤　・　毛髪へつやを与えます
パルミチン酸エチルヘキシル	エモリエント作用（毛髪保護）
ヒドロキシエチルセルロース	増粘作用
乳酸Ｎａ	保湿作用
乳酸	ｐＨ調整作用
グルコース	保湿作用
ステアルトリモニウムクロリド	帯電防止作用（カチオン界面活性剤）
セトリモニウムクロリド	帯電防止作用（カチオン界面活性剤）
ジココジモニウムクロリド	帯電防止作用（カチオン界面活性剤）
イソプロパノール	カチオン界面活性剤の原料安定剤と推測
ＢＧ	植物の抽溶媒
イソステアリン酸水添ヒマシ油	エモリエント作用　・　増粘作用
ジメチコノール	皮膜形成作用（滑らかな感触の皮膜を形成します）
トリ水添ロジン酸グリセリル	ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス（ベヘニル／イソステアリル／フィトステリル）の原料安定剤と推測
グリセリン	保湿作用
ＥＤＴＡ－２Ｎａ	キレート作用
フェノキシエタノール	防腐剤
香料	香り付け