化粧品を成分からみる

化粧品及び成分の説明

キールズ クリーム UFC

今回ピックアップしたのは、

キールズ クリーム UFC

です。

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キールズ クリーム UFCを成分から見ていき

ます。

一目見て軽い感触で滑りがいいクリームで

あることがわかります。

そして数種の植物油配合でお肌の柔軟性・

保湿性をケアしていることも窺えます。

まずシクロヘキサシロキサンを使用し、

ベタつきを抑えてさっぱり感を出し、

広がりや伸びがよくなる感触を出して

います。この原料は揮発性シリコンで、

洗い流さないヘアトリートメントや

UVミルクにもよく使われています。

同じシリコンでもジメチコンなどとは

違い皮膜形成作用は無く主に感触向上

目的で使われます。皮膚柔軟作用や

エモリエント作用目的で、スクワラン

アンズ核油アボカド油コメヌカ油

オリーブ果実油アーモンド油ダイズ油

が配合されお肌の保護も出来ていると

思います。植物油が多いいと油の酸化で

製品に影響が出て来ますので、その防止と

してトコフェロールEDTA-2Na

BHT(これは原料の植物油自体に入って

いる原料の酸化防止剤の可能性もあります)

を配合し、製品の品質安定化を図ってい

ます。

防腐剤もフェノキシエタノールエチルヘキ

シルグリセリンの併用で低刺激性を目指して

いることが窺えます。バランスの取れた使い

やすい美容保湿クリームだと思いますので、

お肌の弱い方にも使って頂けるのではないで

しょうか。

全成分:

化粧品表示名称 目的
基剤
グリセリン 保湿作用
シクロヘキサシロキサン 揮発性シリコーン(低粘度でベタつきを抑えてさっぱり感を付与し、広がりや伸びがよくなる感触改良作用があります)
スクワラン エモリエント作用
ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン 界面活性助剤(乳化安定作用)
ステアリン酸スクロース 乳化剤(非イオン界面活性剤)
ステアリルアルコール 乳化安定剤
ステアリン酸PEG-8 乳化剤(非イオン界面活性剤)
ミリスチン酸ミリスチル 乳化安定化作用 ・ エモリエント作用
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル エモリエント作用(油性感は少ないが、滑らかでリッチ感が得られます)
アンズ核油 エモリエント作用
フェノキシエタノール 防腐作用
アボカド油 皮膚柔軟によるエモリエント作用(肌と親和性が高く、伸びがよく、角層からの水分蒸散を防止し、肌を柔軟にする作用)
ステアリン酸グリセリル 乳化剤(非イオン界面活性剤)
セタノール 乳化安定化作用
コメヌカ油 エモリエント作用
オリーブ果実油 皮膚柔軟によるエモリエント作用(肌と親和性が高く、角層からの水分蒸散を防止し、肌を柔軟にする作用)
クロルフェネシン 殺菌作用
ステアリン酸 乳化物の感触改良作用(クリームの伸びや硬さなど質感を調整します)
パルミチン酸 乳化物の感触改良作用(クリームの伸びや硬さなど質感を調整します)
EDTA-2Na 製品のキレート作用
(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー 乳化作用(O/W型高分子乳化剤)
カルボマー 増粘作用
アーモンド油 皮膚柔軟によるエモリエント作用(肌と親和性が高く、角層からの水分蒸散を防止し、肌を柔軟にする作用)
キサンタンガム 増粘作用
エチルヘキシルグリセリン 保湿作用 ・ 防腐作用
水酸化Na pH調整による緩衝作用
トコフェロール 酸化防止作用
ダイズ油 エモリエント作用
シュードアルテロモナス発酵エキス 保湿作用
ミリスチン酸 乳化物の感触改良作用(クリームの伸びや硬さなど質感を調整します)
ヒドロキシパルミトイルスフィンガニン 保湿作用
BHT 酸化防止作用
サリチル酸 角質軟化作用 ・ 抗菌作用
クエン酸 pH調整剤