化粧品を成分からみる

化粧品及び成分の説明

ツブ・ナイトK

今回ピックアップしたのは、

ツブ・ナイトK」です。

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目元・首元にできる頑固なポツポツ角質粒ケア製品

で市販されている医薬部外品製品です。

角質粒とは古くなった角質が固まった物になりま

す。ターンオーバーが低下すると、古い角質を押し

出すことができず、肌表面に残ってしまいます。

出来てしまった角質粒ケアにはターンオーバー

促進、保湿が必要であると思います。

この製品の有効成分(主剤)を見ますと、

ターンオーバー促進作用のあるプラセンタエキス

配合しています。

保湿作用成分として、ヨクイニンエキスキョウ

ニンエキスアロエエキス等が配合されています。

いくつか角質粒ケア製品がありますがこの製品の

特長はピールオフパックになっている点です。

以前は顔のパックと言えばピールオフパックが主流

でありましたが、今はフェイスマスク(シートマス

ク)が主流になっています。

ピールオフパックのデメリットは剥がすときに

お肌にダメージを与えてしまう事です。

但し水分を閉じ込める点に関しましてはピールオフ

パックは優れていると思っています。

これらを念頭に置いて「ツブ・ナイトK」を見ます

と角質粒ケアですので、小面積での使用で角質を

取る(通常お肌にダメージを与えると言われてい

る)ことを目的としていますので、そこは大丈夫

でしょう。

水分を閉じ込めるメリットがありますので、

角質粒ケアには適した方法ではないかと思います。

気になる点はポリエチレングリコール1500

(PEG-6・PEG-32)を使用しています

ので、お肌の弱い方は刺激を感じるかもしれま

せんが、(一般にPEG-12(ポリエチレング

リコール600)以下は吸湿性が高く、保湿性が

ありますが、同時に低分子であることから皮膚刺

激性も懸念されています)有効成分で「グリチル

リチン酸2K」を配合していますので、

そこはケアされている感じです。

お肌に塗布した時に目立たないように黄酸化鉄、

ベンガラなどで着色しています。

有効成分の「プラセンタエキス ・ グリチルリ

チン酸2K」は、美白製品・ニキビケア製品に

よく使われる組み合わせになりますが、ピール

オフパックですので美白・ニキビケア目的で使用

するときは注意が必要です。

全成分:

医薬部外品名称 目的
水溶性プラセンタエキス 主剤:チロシナーゼ活性阻害およびメラニン色素生成抑制による色素沈着抑制作用があります。ターンオーバー促進作用
グリチルリチン酸ジカリウム 主剤:抗炎症作用 ・ 抗アレルギー作用
キョウニンエキス セラミド合成促進による保湿・バリア機能作用
ヨクイニンエキス 角質水分増加による保湿作用
水溶性コラーゲン液 保湿作用
藍水抽出液 ニキビや肌荒れなどに効果があります。
クエン酸 pH調整剤
クエン酸ナトリウム pH調整剤
グリセリン 保湿作用
クワエキス 美白作用 ・ セラミド合成促進による保湿・バリア機能作用
アーティチョークエキス 保湿作用
アロエエキス(2) 保湿作用
エタノール 溶媒
水ナス果実エキス 保湿作用
ケイ酸Al・Mg 親水性増粘剤
ジエチレントリアミン五酢酸五ナトリウム液 キレート剤(金属イオンは、化粧品成分の酸化を促進し、変臭や変色の原因となったりします。その金属イオンの働きを抑制(封鎖)する目的でキレート剤が配合されます。
シコンエキス 暗紫色の着色剤 ・ 抗菌作用
チンピエキス 抗炎症作用 ・ 血行促進作用 ・ セラミド合成促進による保湿・バリア改善作用
ヒアルロン酸Na(2) 保湿作用
フェノキシエタノール 防腐作用
カオリン 抗ケーキング剤 ・ 増量剤
キサンタンガム 親水性増粘剤
ペンチレングリコール 保湿作用 ・ 抗菌作用
BG 保湿 ・ 抗菌作用
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル(8E.0.)(5P.0.)(3B.0.) 水溶性保湿油
ポリビニルアルコール 皮膜形成剤(ピールオフタイプのパック基剤)
ポリビニルピロリドン 皮膜形成剤
プルーン酵素分解物 保湿作用
ポリエチレングリコール1500 吸湿性による保湿作用
黄酸化鉄 着色剤
ベンガラ 着色剤

 

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