化粧品を成分からみる

化粧品及び成分の説明

アクアレーベル スペシャルジェルクリームA(ホワイト)

今回ピックアップしたのは、

アクアレーベル スペシャ

ジェルクリームA(ホワイト)

です。

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資生堂の美白有効成分「4MSK(4-メトキシ

サリチル酸カリウム塩)」を配合した製品になり

ます。この有効成分は資生堂の上位ブランド

「HAKU」にも使われている成分になります。

有効成分の4MSK(4-メトキシサリチル酸カリ

ウム塩)は酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラ

ニン生成を抑制。角化細胞(ケラチノサイト)の

分裂促進作用があると言われています。

もう一つの主剤(有効成分)は「酢酸DL-α-トコ

フェロール」はビタミンE誘導体で肌荒れ防止成分

となります。

うるおい成分としてアミノ酸4種(D-グルタ

ミン酸、DL-アラニン、DL-メチオニン

Lグルタミン酸ナトリウム)、2種類のヒアルロン

酸(アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、ヒアルロ

ン酸ナトリウム(2))そして水溶性コラーゲン

配合で保湿にも気を使っている製品であることが

窺えます。冬の乾燥時期には保湿に関しては物足り

なさがあるかもしれません。

その場合には他製品との併用をお勧め致します。

使用感としてはジェルクリームにありがちな

ポリマーによるベトベト感が少なく、

スーッとお肌になじむ感じがします。

数種のシリコン配合で塗布時の伸びなどを良く

しています。

美白製品という事で製品の安定化の為にキレー

ト剤、酸化防止剤が配合され、クリーム自体にも

淡いピンク色に着色しています。

色付けの原料は石油系合成着色料ではなく、

ファンデーションの色付けに使われる酸化鉄

(ベンガラ、黄酸化鉄)を使っています。

香りは香料でつけていますが、それほど強くは

ない印象です。

これからの季節のスキンケア製品としてはいい

のではないでしょうか。

全成分:

医薬部外品名称 目的
4-メトキシサリチル酸カリウム 主剤:美白効果(酵素チロシナーゼの活性を抑え、メラニン生成を抑制。角化細胞(ケラチノサイト)の分裂促進作用)(資生堂独自技術)
酢酸DL-α-トコフェロール 主剤:肌荒れ防止(ビタミンE誘導体)
D-グルタミン酸 うるおい保持作用
DL-アラニ うるおい保持作用
DL-メチオニン うるおい保持作用
ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル 保湿作用
紅茶エキス 保湿作用
ダイズエキス 保湿作用
酵母エキス(3) 保湿作用
水溶性コラーゲン(F) 保湿作用
アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム 保湿作用
ヒアルロン酸ナトリウム(2) 保湿作用
精製水 基剤
グリセリン 保湿作用
プロピレングリコール 保湿作用 ・ 感触向上作用
メチルポリシロキサン シリコン:皮膚保護作用 ・ 感触向上作用
テトライソブタン エモリエント作用
メチルフェニルポリシロキサン シリコン:皮膚保護作用 ・ 感触向上作用
2-エチルヘキサン酸セチル エモリエント作用
1,3-ブチレングリコール 保湿 ・ 抗菌作用
PEG-9 ポリジメチルシロキシエチル ジメチコン 乳化剤(シリコーン系界面活性剤)
トリメチルシロキシケイ酸 シリコン:皮膚保護作用
カルボキシビニルポリマー 乳化安定剤、親水性増粘剤
Lグルタミン酸ナトリウム 保湿作用(アミノ酸
アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80 乳化安定剤、親水性増粘剤
水酸化カリウム pH調整剤
アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 乳化安定剤、親水性増粘剤、非水系増粘剤
エタノール 植物抽出溶媒 ・抗菌剤 ・ 収れん剤
エデト酸三ナトリウム キレート剤
ピロ亜硫酸ナトリウム 製品の酸化防止剤
メタリン酸ナトリウム キレート剤
フェノキシエタノール 防腐作用
香料 香りづけ
ベンガラ 着色剤
黄酸化鉄 着色剤

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*使用感評価に関しましては個人的な感想です。