化粧品を成分からみる

化粧品及び成分の説明

アルビオン フローラドリップ

今回ピックアップしたのは、

アルビオン 

フローラドリップ」です。

f:id:cosme-time:20200913100813j:plain

アルビオン フローラドリップを成分から

見ていきます。

製品カテゴリーを化粧液としていますので

化粧水と美容液の間をイメージした製品かと

思います。

少し粘性があり、保湿感のある製品を目指し

ていることが窺えます。

一番の特徴としてはアルビオンの独自成分で

あるアスペルギルス/((カワラヨモギ

ヤグルマギク)花/葉/茎/(ヤマヨモギ

メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)

発酵液が全成分表示の一番初めにあると事で

しょうか。

化粧品成分表示は配合量の多い順に記載して

いきます(1%以下は順不同になります)

ので、独自成分をメインに配合していること

がわかります。

使用感はお肌へのなじみも良く、化粧水より

も保湿感があります。だから化粧液と位置

付けているとは思います。

お肌が荒れてきた人には使えそうな製品です

が、エタノールがそこそこ配合されている

感じですのでエタノールに反応する方は注意

か必要です。

またアスペルギルス/((カワラヨモギ

ヤグルマギク)花/葉/茎/(ヤマヨモギ

メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)

発酵液を高配合していますので、

その影響からか独特の香りがし、好みは

分かれるかと思います。

香料を配合し原料臭をマスキングしている

ことも窺えます。

またこの独自原料は酸化されやすいのか

EDTA-2Naを配合し製品の安定化

(色)を図り、カラメルで薄く着色して

います。

そしてこの独自原料は熱に強い原料なのか?

との疑問もあります。製品の製造時乳化工程

は案外高温になりますので、その時に原料の

効果が失われないかとの心配があります。

通常乳化物を製造する際、原料の効果が

失われないように温度をある程度

(この温度は秘密)下げてから投入いたし

ます。

防腐剤や効果を期待する原料もここで

入れます。

もしかしたらアルビオンの独自の製造方法で

先に乳化物を作り、そこに独自原料を配合

する製造方法をとっているかもしれませんの

で断定は出来ませんが、製造方法には興味が

あります。

全成分:

化粧品表示名称 目的
アスペルギルス/((カワラヨモギヤグルマギク)花/葉/茎/(ヤマヨモギ/メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)発酵液 保湿作用(アルビオン独自成分)
基剤
BG 保湿作用 ・ 抗菌作用
エタノール 収れん作用 ・ 抗菌作用 
グリセリン 保湿作用
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン エモリエント作用(油性成分ですが油性感が少なく、伸びを良くしたり、ツヤを出したりします。)
アルカリゲネス産生多糖体 保湿作用 ・ 乳化安定作用
トコフェロール 酸化防止作用
EDTA-2Na 製品のキレート作用
PEG-20水添ヒマシ油 乳化作用(非イオン界面活性剤)
イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油 乳化作用(非イオン界面活性剤) ・増粘作用
ステアリン酸グリセリル 乳化作用(非イオン界面活性剤)
セテアリルアルコール 乳化補助作用
フェノキシエタノール 防腐作用
香料 香り付け
カラメル 着色作用