アルビオン フローラドリップ
今回ピックアップしたのは、
フローラドリップ」です。
アルビオン フローラドリップを成分から
見ていきます。
製品カテゴリーを化粧液としていますので
化粧水と美容液の間をイメージした製品かと
思います。
少し粘性があり、保湿感のある製品を目指し
ていることが窺えます。
一番の特徴としてはアルビオンの独自成分で
あるアスペルギルス/((カワラヨモギ/
メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)
発酵液が全成分表示の一番初めにあると事で
しょうか。
化粧品成分表示は配合量の多い順に記載して
いきます(1%以下は順不同になります)
ので、独自成分をメインに配合していること
がわかります。
使用感はお肌へのなじみも良く、化粧水より
も保湿感があります。だから化粧液と位置
付けているとは思います。
お肌が荒れてきた人には使えそうな製品です
が、エタノールがそこそこ配合されている
感じですのでエタノールに反応する方は注意
か必要です。
またアスペルギルス/((カワラヨモギ/
メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)
発酵液を高配合していますので、
その影響からか独特の香りがし、好みは
分かれるかと思います。
香料を配合し原料臭をマスキングしている
ことも窺えます。
またこの独自原料は酸化されやすいのか
EDTA-2Naを配合し製品の安定化
(色)を図り、カラメルで薄く着色して
います。
そしてこの独自原料は熱に強い原料なのか?
との疑問もあります。製品の製造時乳化工程
は案外高温になりますので、その時に原料の
効果が失われないかとの心配があります。
通常乳化物を製造する際、原料の効果が
失われないように温度をある程度
(この温度は秘密)下げてから投入いたし
ます。
防腐剤や効果を期待する原料もここで
入れます。
もしかしたらアルビオンの独自の製造方法で
先に乳化物を作り、そこに独自原料を配合
する製造方法をとっているかもしれませんの
で断定は出来ませんが、製造方法には興味が
あります。
全成分:
化粧品表示名称 | 目的 |
---|---|
アスペルギルス/((カワラヨモギ/ヤグルマギク)花/葉/茎/(ヤマヨモギ/メリッサ/タチジャコウソウ)葉/茎)発酵液 | 保湿作用(アルビオン独自成分) |
水 | 基剤 |
BG | 保湿作用 ・ 抗菌作用 |
エタノール | 収れん作用 ・ 抗菌作用 |
グリセリン | 保湿作用 |
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン | エモリエント作用(油性成分ですが油性感が少なく、伸びを良くしたり、ツヤを出したりします。) |
アルカリゲネス産生多糖体 | 保湿作用 ・ 乳化安定作用 |
トコフェロール | 酸化防止作用 |
EDTA-2Na | 製品のキレート作用 |
PEG-20水添ヒマシ油 | 乳化作用(非イオン界面活性剤) |
イソステアリン酸PEG-50水添ヒマシ油 | 乳化作用(非イオン界面活性剤) ・増粘作用 |
ステアリン酸グリセリル | 乳化作用(非イオン界面活性剤) |
セテアリルアルコール | 乳化補助作用 |
フェノキシエタノール | 防腐作用 |
香料 | 香り付け |
カラメル | 着色作用 |