化粧品を成分からみる

化粧品及び成分の説明

プリオール 薬用 高保湿化粧水(とてもしっとり)

今回ピックアップしたのは、

プリオール 薬用 

高保湿化粧水(とてもしっ

とり)」です。

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9月21日に発売されました 医薬部外品

「プリエール 薬用 高保湿化粧水 とても

しっとり」を成分から見ていきます。

医薬部外品の有効成分はグリチルリチン酸

カリウムになっています。

この原料は抗炎症作用があり、ニキビ予防、

ケアの製品にも良く使われている成分になり

ます。

高保湿化粧水(とてもしっとり)を謳って

いる製品ですので、保湿成分が多く使われて

います(水溶性コラーゲン(F)ヒアルロン酸

ナトリウム(2)シカクマメエキスポリ

オキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)

ジメチルエーテルなど)。

とろみ感もあり、シリコン(メチルフェニル

ポリシロキサン)を配合することで潤滑性も

良く使い心地の良い使用感になっています。

適度にエモリエント作用のある油性成分

シュガースクワランなど)を配合し、

お肌を保護(保湿)しています。小じわケア

(乾燥による)の試験(抗シワ試験)も実施

されており、これからの季節はお肌の乾燥が

気になりますので、保湿性豊かな化粧水など

でのスキンケアが重要になってきます。

お肌が乾燥しますと、お肌にハリや弾力が

無くなり、シワの原因となりますので

エイジングケア」対策として使って頂ける

製品たど思います。

参考:化粧品・医薬部外品ではアンチ

エイジングは謳えませんので(たまにアンチ

エイジングの文言をネットなどでみますが、

薬機法(旧薬事法)違反になりますので

ご注意してください)、

各メーカーともエイジングケアという言葉を

使っています。

エイジングケアの定義は「加齢によって変化

している現在の肌状態に応じて、化粧品等に

認められた効能・効果の範囲内で行う、

年齢に応じた化粧品等によるお手入れ

(ケア)のこと」となっています。

つまり若返り、老化防止などは違反となり、

年齢とともにお肌の潤いがなくなり、

そのケアを行うことを前提としております。

エイジングケア=保湿ケアとなります。

全成分:

医薬部外品名称 目的
グリチルリチン酸ジカリウム 主剤:抗炎症作用(医薬品成分であり、配合制限によって医薬部外品の有効成分として承認されています)
水溶性コラーゲン(F) 保湿作用
ヒアルロン酸ナトリウム(2) 保湿作用
シュガースクワラン ベタつきのないサラッとした感触の植物性スクワランでエモリエント作用があります。
ユキノシタエキス 保湿作用 ・ 抗炎症作用
シカクマメエキス お肌のハリ・弾力の保持作用
グリセリン 保湿作用
精製水 基剤
プロピレングリコール 保湿作用 ・ 感触向上作用
マルチトール 角質層柔軟化による保湿作用
エタノール 抗菌作用 ・ 抽出溶媒の可能性有り
ポリエチレングリコール1500 保湿作用(水溶性高分子)
1,3-ブチレングリコール 保湿 ・ 抗菌作用
ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル 保湿作用
メチルフェニルポリシロキサン フェニル変性シリコーン(撥水性及び潤滑性に優れたツヤのある被膜を形成します。)
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 香料の可溶化成分
イソステアリルアルコール ベトつき感の改善作用
ヒドロキシエチルセルロース 増粘作用(非イオン性なので、塩類(アルカリ)があっても粘性を低下させない作用があります)。
エリスリトール 保湿作用
トレハロース 保湿作用
エデト酸二ナトリウム キレート剤
クエン酸ナトリウム pH調整作用
ジイソステアリン酸ポリグリセリル エモリエント作用(親油性非イオン界面活性剤)
キサンタンガム 親水性増粘剤
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 増粘作用(両性界面活性剤)
クエン酸 pH調整作用
塩化マグネシウム 親水性増粘剤
塩化カルシウム 親水性増粘剤
L-オキシプロリン 保湿作用
塩酸リジン 保湿作用
セリシン 保湿作用
フェノキシエタノール 防腐作用
香料 香りづけ