化粧品を成分からみる

化粧品及び成分の説明

NULL 薬用リンクルクリーム

今回ピックアップしたのは、

NULL 薬用リンクル

クリーム」です。

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男性用の小じわ、美白対策クリームと

なります。

NULL ヌル 薬用リンクルクリームを

成分から見ていきます。

この製品はナイアシンアミドが主剤のシワ

改善及び美白作用がある薬用化粧品になり

ます。

現在薬用化粧品でシワ改善作用のある製品は

幾つかありますが、主剤にはナイアシンアミ

が使われていることが多いと思います。

注目する点は乳化剤(界面活性剤)を使わず

に製品を乳化しクリーム状にしている点

です。従来の乳化法は水と油を混ぜる際に

界面活性剤を使用し、化学的な作用で乳化

させています(肌に負担が掛かるとの見解も

あります)が、三相乳化は分子間引力

ファンデルワールス引力)と呼ばれる

不可逆的な力で、油の周囲に親水性ソフト

ナノ粒子をひきつけて、乳化状態を作って

いる新しい乳化方法です。

メリットは熱に強く(通常の乳化方法では

高温では水と油が分離します)、保湿力も

高い点です。この乳化方法を採用した製品

ですので、保湿力に優れ、シワ対策にも

効果的です。

シリコン(デカメチルシクロペンタシロキ

サン・メチルポリシロキサン)配合で、

タツキの少ない、伸びのいいクリームに

なっています。

ユズセラミドN-ステアロイルフィト

スフィン ゴシンを配合し、肌のバリア機能

のケアもされているクリームになります。

使用感・保湿力などから見ても小じわ対策の

クリームとしていいクリームだと思います。

男性用リンクルクリームとなっていますが、

女性の方にも使って頂けるような製品に

なっています。

全成分:

医薬部外品名称 目的
ナイアシンアミド (主剤)シワを改善作用。美白作用(メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ)
ヒアルロン酸ナトリウム(2) 保湿作用
水溶性コラーゲン液 保湿作用
ユズセラミド 肌のバリア機能改善作用
ツボクサエキス 抗老化作用(Ⅰ型コラーゲン産生促進)
チンピエキス 美白作用(メラニン生成を抑制、チロシナーゼの生合成を抑制)
イタドリエキス 美白作用(チロシナーゼ活性阻害および生合成阻害による色素沈着抑制作用)
オウゴンエキス 抗炎症作用 ・ 抗アレルギー作用
カンゾウエキス 抗炎症作用 ・ 抗アレルギー作用
チャエキス(1) 加齢臭抑制作用(ノネナール産生抑制)
カモミラエキス(1) 抗炎症作用
ローズマリーエキス 抗酸化作用 ・ 抗炎症作用
フランスカイガンショウ樹皮エキス 保湿作用 ・ 抗酸化作用
N-ステアロイルフィトスフィン ゴシン セラミドNP(肌のバリア機能改善作用)
リン酸L-アスコルビルマグネシウム 美白作用(水溶性ビタミンC誘導体)
加水分解卵殻膜 保湿作用
精製水 基剤
1,3-ブチレングリコール 植物抽出溶媒 ・ 保湿作用
グリセリン 保湿作用
グリセリン 保湿作用
1,2-ペンタンジオール 保湿作用 ・ 抗菌作用
グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体 肌のハリやシワの改善作用
アボカド油 エモリエント作用
シア脂 エモリエント作用
マカデミア ナッツ油脂肪酸フィトステリル エモリエント作用
ミツロウ 粘稠性などによる感触改良作用
ベヘニルアルコール 乳化安定剤
セタノール 乳化補助作用
硬化ナタネ油アルコール 乳化安定剤
ミリスチン酸オクチルドデシル エモリエント作用
デカメチルシクロペンタシロキサン 揮発性シリコン。 感触改良作用(ベタつきを抑えてさっぱり感を出します)。
メチルポリシロキサン シリコン。感触改良作用(ベタつき感を抑え、サラッとした軽い質感で、すべりや伸びに優れています)
無水ケイ酸 光散乱によるソフトフォーカス効果(小じわを目立たなくする作用)
カルボキシビニルポリマー 増粘作用
疎水化ヒドロキシプロピルメチルセルロース 乳化物の安定性向上(界面活性剤フリーエマルションの調整作用)
キサンタンガム 増粘作用
水酸化ナトリウム pH調整作用
フェノキシエタノール 防腐剤

目元・口元・額などのシワ改善【NULL 薬用リンクルクリーム】

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