化粧品を成分からみる

化粧品及び成分の説明

DHC 濃密うるみ肌 化粧水(とてもしっとり)

今回ピックアップしたのは、

DHC 濃密うるみ肌 化粧水

(とてもしっとり)」です。

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DHC 濃密うるみ肌化粧水 とてもしっ

とりを成分から見ていきます。

名前のとおり「とてもしっとり」を意識した

成分構成になっています(水+保湿成分+

増粘剤+製品安定剤の成分構成です。)

まず目を引くのは、4種類のヒアルロン酸

お肌(角質層)を万遍なく保湿させることを

意識(コンセプト)している製品になり

ます。

高分子のヒアルロン酸Naで肌の表面を

保湿、その下にスーパーヒアルロン酸

言われているアセチルヒアルロン酸Na

そして低分子の加水分解ヒアルロン酸

万遍なく保湿させるイメージです。

それに加水分解ヒアルロン酸アルキル

(C12-13)グリセリル(キュー

ピーのヒアロリペア®で、この原料は

"保湿力"を持つヒアルロン酸に、

バリア機能にアプローチする」機能が

付いた保湿剤)を配合し、バリア機能の

保湿までケアする形になっています。

バリア機能は「皮脂膜 ・ NMF ・ 

細胞間脂質」の3つのうるおい成分から

なっています。

製品の保湿感は「グリセリン ・ プロ

パンジオール ・ メチルグルセス-20

で大体は出していると思います。

エタノールフリーになっていますので、

アルコールに反応する方にも使える製品

だと思います。

製品の防腐はフェノキシエタノール

メインですが、この原料を高配合(法律

的には上限1%配合まで)しますと、

嫌な匂いや刺激が出て来ます。

それを抑えるためにエチルヘキシルグリセ

リンを併用し、フェノキシエタノール

配合%を抑えています。

お肌の弱い方にも使える化粧水の1つだと

思います。

全成分:

化粧品表示名称 目的
基剤
グリセリン 保湿作用
プロパンジオール 保湿作用 ・ 抗菌作用
メチルグルセス-20 保湿作用(膜感のあるさっぱりした感触が特徴です)
ヒアルロン酸Na 保湿作用
アセチルヒアルロン酸Na 保湿作用
加水分解ヒアルロン酸 保湿作用
加水分解ヒアルロン酸アルキル(C12-13)グリセリル "保湿力"を持つヒアルロン酸に、「バリア機能にアプローチする」機能が付いた保湿剤
加水分解コラーゲン 保湿作用
ジヒドロキシプロピルアルギニンHCI 保湿作用(お肌に吸着し、うるおい効果が長続きします)
ヒドロキシエチルセルロース 増粘作用
クエン酸 pH調整作用
クエン酸Na pH調整作用
エチルヘキシルグリセリン 保湿作用 ・ 抗菌作用
BG 保湿作用 ・ 抗菌作用
フェノキシエタノール 防腐作用